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世界一小さい世界





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がんばろう。 :: 2011/12/10(Sat)

公園。

「そこまでしたら死んじゃうよ」
「死んじゃいたいの」
「どうして?」
「だから死んじゃいたいの」
「…」
「何で何も言わないのさ」
「…」
「…何で?」
「…」
「そうやって、私を見捨てるんだ」
「僕は、そこに居たんだ?」
「そこって?」
「そこだよ。そこ」
「…私?」
「そうだよ。私。」
「…居たよ」
「そうなんだ。ずっと居ないと思ってた」
「そんなわけないじゃん。10年も一緒にいるんだよ」
「それは年月でしょ?多分、いや、きっと僕は居なかった」
「…どういう意味?」
「だから僕はあなたの中にはいなかった。ずっと」
「そんなことない。今もこうやって居るじゃない」
「今は少し居る」
「少し?」
「そう。少し。これぐらい少し」
「それだけ?」
「それだけ」
「いつもそれぐらい?」
「いつもはもっと小さい」
「それじゃあ、ほとんど見えないじゃない」
「そう。見えない。自分でも見失いそうになるぐらい」
「どうしてそうなったの?」
「それは…あなたが原因だよ」
「え?」
「もう疲れたんだ」
「…え?」
「だから死んじゃえば?」
「…」
「僕の中にもあなたが居なくなったんだ。」
「今はどれくらい?」
「これぐらい」
「私の中のあなたより小さいじゃない」
「そうだね。だけど前まで大きかった」
「何でそんなになったの?」
「あなたの中の僕が小さい事に気付いたから。それ見てたら小さくなった」
「…そっか」
「あのさ」
「…何?」
「まだ死なないの?」
「…」
「どうしたの?」
「急に怖くなった」
「…」
「あなたの中に私が居ない事がわかったから」
「見えなかった?」
「見えなかった…」
「ほんとに?」
「…見えてた」
「ならどうして?」
「…わからない」
「…そっか」
「どうしたらいい?」
「…そこまでしなければいいんじゃない?」
「…そうだね」
「…帰るよ」
「…うん」

自転車に乗る。

「見えた」
「何が?」
「いつも手を差し出す小さいあなたが」
「目、悪くなったんじゃない?」
「そうだね」
「今日、寒いし鍋にしよう」
「嫌。すき焼きがいい」
「…そうしよう」

自転車

おわり。


何、書いてんだろう。
寒いからだろうか。


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